IME が勝手に切り替わる怪現象2

以前IMEの初期化設定のバグで、ローケルの切り替えを有効にしていないのにIMEが勝手に切り替わってしまう現象を紹介しました。

IME が勝手に切り替わる怪現象

別のIMEをインストールした後、使いにくいのでIMEに戻したのに、いつのまにか復活していて気持ちなんてコメントがあったので、Windows の機能的な面からこの現象を解説しましょう|･ω･)ﾉ

日本語変換システムはシステムに常駐するわけではなく、入力UIの存在するすべてのスレッドからロードされます。

IMEを切り替えると、既定で呼び出されているIMEがアンロードされてすべて新しいIMEに切り替わるか？というとそうではなく、現在最前面にあるIMEが変更され、レジストリの設定が書き換わって、以後起動されるIMEが既定のIMEになります。

つまり…。

IMEの設定を変えた後も、最前面にあるWindow 以外は前のIMEのままなので、窓を切り替えると、元のIMEが勝手に復活するように見えるわけです。

要するに、IMEの設定を変えたら、すべての窓の設定が書き換わってるという錯覚からおこる現象だったのでした。

気になる場合は、一度ログオフするとよいでしょう。
それでも切り替わる場合は、以前紹介した現象もチェックしてみましょう。