リファレンス ソフトウェア ラスタライザの入手と役割

たまに3Dゲームをするとd3dref9.dll(リファレンスデバイス)やrgb9rast_2.dll(リファレンスソフトウェアラスタライザ)を要求されることがあります。

これらは主にハードウェアがスペックを満たさない場合に出てきます。


もう少し詳しく書くと、ダイレクト3D(D3D)のメソッドを呼び出したときに失敗しても、ソフトウェアで仮想的にD3Dデバイスを生成してくれると言うもので、ハードウェアが要求を満たしていない時に使われます。

要するにD3Dに対応したデバイスじゃないよとエラー (D3DDEVTYPE_NULLREF) が返ってきてもレンダリングしてくれる優れものな訳です。

たまに、高スペックのPCで要求されることがありますが、これは 既に他のソフトウェアが D3Dデバイスを占有している場合や、デバイスでエラーが発生している場合なので、この場合は素直にリセットするか、占有中アプリを終了させてから使いましょう。

ちなみに、Microsoft Direct3D リファレンス ソフトウェア ラスタライザ
rgb9rast_2.dll
は単体でダウンロードできますが、レンダリングデバイスの方は DirectX SDKをダウンロードしてくる必要があります。

現在の最新は 2009/03かな?

dx9
まぁ、例によってWin2000は嫌がらせされてるので、fcwinで実行可能にした上で、XP互換モードで実行します。

dx92
互換モード起動しないとこんな感じ。

dx93

インストールが終わったら、Developer Runtime\x86 フォルダを開きます。dx94

d3d9d.dll 9.18.944.0
d3dref9.dll 6.0.5300.0
D3DX10d_41.dll 9.26.952.2844
d3dx9d_33.dll  9.18.904.15
D3dx9d_41.dll 9.26.952.2844
dinput8d.dll 5.1.2600.1106
X3DAudioD1_5.dll  9.26.1590.0
XactEngineA3_3.dll 9.26.1590.0
XactEngineD3_3.dll 9.26.1590.0
XAPOFXD1_2.dll 9.26.1590.0
xaudioD2_3.dll 9.26.1590.0

他のPCで使用する場合はこれを system32に入れてやれば利用できます。

関連サイト:
MSDN D3DDEVTYPE
Microsoft Direct3D リファレンス ソフトウェア ラスタライザ
グラフィックス レンダリングのレジストリ設定(.Net Framework3.5)
Download details: DirectX SDK - (March 2009)

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4件のフィードバック

  1. blackwingcat より:

    なぜかリンクありませんね。
    ありがとうございます。
    ファイルもアップデートしてるみたいなので、修正しました。

  2. Y.S.K より:

    ダウンロードしたSDK.exeをfcwinに入れると必ずフリーズしてしまい、タスクマネージャーでも強制終了できなくなってしまうのですが何故なのでしょう…?

  3. blackwingcat より:

    550Mのファイルなので、変更の為にさらに550Mの容量が必要です
    メモリが550M以上空きがないとフリーズするかもしれません。
    もしかすると、550Mのファイルを読み込んでいるのに時間がかかってフリーズしたように見えているだけかもしれません。
    うちのクロック2Gのマシンでも2分近くかかるので、500MHzのマシンなら10分くらいかかるかもしれません。

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