Windows 2000のAPIをアップグレードしてXPに近づける２

前回公開した、 Known Dlls Wrapper ver 0.31ですが、fcwinと機能を一部統合して、通常は変更できない、部分でのバージョンも変更できるようにしました。
kernel2k.ini ファイルを編集後、fcwinを起動して、リフレッシュすると、Product Emulationも使用できます。
(起動時から有効にしてしまうのは危険な気がしたのでこういう仕様にしています。もう少し様子を見て、起動時に自動設定できるようにする予定です）

具体的には、 NTSwitch なしで、Windows2000 Professional用のアプリケーションがインストールできるようになると思います。

また、10種類ほど関数を追加して、 Paint.Net Ver3.30をはじめとするソフトが更に動くようになりました。
(MediaPlayer 10/11もインストール途中画面までは動くように。。。)

さらに、関数のオーバーヘッドを減らして、アセンブラのコーディングを増やして、速度がそれほど落ちないように改良しました。（uxthemeの非公開関数のスタックの不整合も修正しました。）

やっぱり、インストールが一度で成功しないことがあります。
システムファイルの置き換えが正常にできているか、kdllinを再起動後に走らせて確認してみてください。

kdllin+fcwinを統合して KDW2000(Known DLLS Wrapper for 2000) と呼ぶことにします。

一人での解析にはやっぱり限界があるので、技術的なことでご意見くださる方がいらっしゃれば コメントして下さると幸いです。
現在、解決できない問題の一部
・TweakUIのインストーラーを走らせると終了してしまう。(手動で解凍すると起動できる）
・ウィルスバスタ2008ーをインストールしようとすると、インストール画面でボタンを押しても反応がない。
・foobar2000がやっぱり No user interface modules installed で起動できない。

関連記事：

fcwinとXP互換モード
nProtect と KDW
Windows 2000のAPIをアップグレードしてXPに近づける３
Windows 2000のAPIをアップグレードしてXPに近づける
互換オプション管理ツール【毎回 Windows XPとしてソフトを実行する】
Apcompat.exeのバグまとめ
Windows2000でXP用のアプリケーションを実行する２
Windows2000でXP用のアプリケーションを実行する１
Windows2000(SP2以前)で互換オプションを使いたい