イベルメクチンの有害事例と用量超過投与の研究をまとめてみた

地域(IVM/全体) 最大用量 累積用量 有害事例(プラセボ群) 結果
ブラジル
ミナスジェライス州
(679人/3515人)
2倍 6倍 なし 有意差なし

アルゼンチン
ラパンパ州
(567人/3266人)
5倍 25倍 5.76%であり
3.13%はIVM投与中止
1.2%:2.0%で
早期治療限定で
有意差あり
マレーシア
(241人/500人)
2倍 10倍 9%(3%)であり
1.2%はIVM投与中止

有意差なし
コロンビア
サンティアゴ・デ・カリ
(200人/400人)
1.5倍 7.5倍 (視覚障害がIVM群で多い)
7.5%(2.5%)で中止
有意差なし
エジプト
(82人/164人)
1倍 3倍 なし 有意差なし※1
イタリア
(30人/89人)
3/6倍 15/30倍 視覚障害70%(3%)
副作用に耐えられなくて
30倍群の34.4%が脱落
有意差なし※2

 ※1 IVM群は治療期間が若干短かったが、統計的に有意差無しという判断
 ※2 IVM群は若干ウイルス量の減少がみられた。イベルメクチンの副作用により症状が悪化した可能性がある。

まとめ
・2020年前半にイベルメクチン治療によるプロトコルが発表されたが、用量の20倍以上だったため、中止された経緯がある。
・実際用量の 7.5倍以上の累積投与ではIVM投与群でAEs(有害事例)が見られはじめ、30倍にもなると副作用に患者の多くが耐えられなくなることが分かる。
・寄生虫治療の用量では新型コロナの治療にはほぼ役に立たないが、用量通り飲んでる人にとっては安全なのと病は気からというように飲んでる人に効果がない事を教えるのは野暮。

こんな感じ・ω・?

Table: Ivermectin Clinical Data | COVID-19 Treatment Guidelines

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です