Java7の脆弱性9月まで放置な件とVersion規則変更のお知らせ
先月、Java 7 Update 25 までの全ての Java 7に古典的な脆弱性が発見されました
Java SE7に新たな脆弱性、セキュリティ企業が報告 - ITmedia エンタープライズ
この攻撃手法そのものは10年以上前から知られていたにもかかわらず、Java SE7で導入されたReflection APIには、この攻撃を防ぐための適切な対策が施されていなかったと同社は主張する。
この脆弱性を突くPoCコードはJava最新版である「Java SE 7 Update 25」(1.7.0_25)までのバージョンに対して通用。 |
というニュースが流れていましたが、その後どうなったかの追跡情報です
7月18日
・脆弱性と実証コードが検証され、オラクルにセキュリティ問題69として通知された。
・オラクルが脆弱性のレポートを受けとり、提供したデータに基づいて調査し、返事を通知することになった。
7月24日
・オラクルは、報告された問題のために毎月状態のレポートを提供する。
・会社が発行した問題69がメインのプログラムに存在し、将来のCritical Patch Updateのためにスケジュールされていることを通知。
7月26日
・オラクルは、問題69を確認し、それが2013年9月にリリースされるJDK7アップデート40(25から40に飛ぶんかい!)で影響を受ける(JDK8からの)バックポートによって実装されるコンポーネントによって対処されることを通知(つまり、JDK8も影響を受けてると?)。
Security Explorations - SE-2012-01 - Vendors status
しかし、バージョン規則について去年説明したばかりだというのに、Update が 40 って ・ω・;
Java SE バージョン番号割当て方法の変更のお知らせ (Oracle Technology Network Japan Blog)
と思ったら、説明がありました
・Javaの更新に関するリリースは、新しい機能のみでセキュリティに関する修正を含まないLimited Updateか、またはセキュリティ上の脆弱性に関する修正のみを含むCritical Patch Update(CPU)のいずれか
・Limited Updateには、20の倍数となる番号が割り当てられることになっています。
・Critical Patch Updateは、奇数を引き続き使用していきます。番号は、前のLimited Updateに5の倍数を足していく方法で計算されます。結果が偶数になってしまう場合は、奇数にするために1を足します。
・JDK 7の次のLimited Updateには、7u40と番号が付けられ、その後で提供される3つのCPUの番号は7u45、7u51、7u55となります。次のリリースでは、Limited Updateは、7u60 となり、その後、7u65、7u71、7u75と続きます。
ってことは、Java 6 は Update 60なのか・ω・訳が分からないよ
JAVAをどうしたいんでしょうか、オラクルは。
いっそ、IBMにでも渡した方が(やる気はともかく)マシに思うのは私だけでしょうか。
JAVAをどうしたいんでしょうか、オラクルは。
いっそ、IBMにでも渡した方が(やる気はともかく)マシに思うのは私だけでしょうか。