MS10-046 SHELLの脆弱性と防御方法についての有効性検証

MS10-046 Windows シェルの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2286198) について、実証コードが入手できたので、追試を行ってみました。

OS マウント/リネーム/プロパティ 閲覧 実行
Windows 7 × × ×
Windows XP x64 SP1 ×
Windows XP x86 SP2
× ×
Windows 2000 SP4
× ×
Windows Me

実行したら動くのは当たり前なので。あまり気にしなくてもいいです。
今回の検証では XP(x64)で発言しなかったのはSP1だったのが理由の可能性も。
Windows Meについては、実行すらできませんでした。
エラーは出なかったので、実行できないというよりは、脆弱性の影響を受けないというべきでしょうか?

OS 対策方法 有効性
Windows XP SP2 KB2286198
Windows 2000 SP4 G Data Tool
Windows 2000 SP4 Sophos Tool ×
Windows 2000 SP4 linkiconshim
Windows 2000 SP4 Microsoft FixIt
Windows 2000 SP4
FFR Yarai ZDP ×

Sophos のツールは、なんと、入れていても効果がありませんでした。
FFR Yarai 脆弱性防御 for Windows 2000で explorer.exe を防御対象に選んでみたんですが、効果はありませんでした。

というわけで、対策ツールのベンダーも差し替えておきました。

関連記事:
ショートカットに関するシェルの脆弱性修正ツール詰め合わせ
Microsoft から 死の宣告来ました!
G Data Software から ショートカットの脆弱性を修正するツール!
最新のWindows もターゲットになる 新たなlnkに関する脆弱性
さらに続報、autorun 無効化だけでは防げないセキュリティホール
MS10-046 for Windows XP SP2 をリリースしました

関連サイト:
linkiconshim - Project Hosting on Google Code

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です