Print spooler service を停止するときの注意点

ZdNet のコラムの Windows XPで無効してはならないサービス の説明で Printer Spoolerの項目に『プリンターに接続されていないコンピュータであれば、Print Spoolerサービスを無効化しても大丈夫だと思う方もいるかもしれない。そういった考え方は、技術的には正しい』と書いてあります。

しかし、実際はちょっと違うと思うのです。


1.リモートデスクトップやターミナルサーバーで使用するPCは停止してはいけない。

例えば、実はTerminal Serviceこと、RemoteDesktopには ローカルプリンタをリダイレクトする機能があり、リモートからアクセスするプリンタの情報がホストのポートにマッピングされます。
ところが、Print Spooler サービスを停止していると、ユーザーセッションが終了したときに、このマッピング情報を削除することができず、システムのレジストリハイブの中にデータが残るのだそうです。
徐々にレジストリが肥大化し、クラッシュする可能性があるということです。

2.仮想プリンタを使用するアプリケーションやFAXサービスで使用される。

Primo PDF CreatorPDF reDirect、 Acrobat の PDF作成機能、Virtual Image Printer Driver, 先日紹介したGhostScript のように、仮想プリンタを使用するアプリケーションは Print Spooler を使用します。
また、一部の画像ソフトがファイルのプレビューなどにAPIを使用することがあります。

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関連サイト:
第 7 章 : システム サービス[TechNet]
Windows XPで無効化してはならないサービス10個

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