【新型肺炎】2019-nCoV がヤバいのが分かるグラフとSARSから学べる新型肺炎対策【グラフ 2/3更新】

2019 Novel Coronavirus (2019-nCoV)

コロナウイルスの拡散状況が視覚的に分かるサイトを見つけたので紹介します。

※黄色い線は 2/1~2/3のデータを追加したものです
cor2

感染者数の推移、豚インフルの比じゃないのがこれを見れば分かります (・ω・)

cor1
こちらは死者の推移、明らかに、批判された、SARS時の隔離よりも下手を打ってるのが分かります。
グラフは、致死率が 10%だったSARSと致死率が 2.5%(アメリカでは4%)だった豚インフルエンザ(※ 2009年H1N1インフルエンザ) のグラフですが、死者の推移がSARSよりヤバい傾向が出ています。

なんで、SARSほど大したことがないといえるのか謎です。

このグラフから分かるのは、SARSより死亡者が急速に増えているものの、感染速度が、SARSの3倍だった豚インフルエンザ(2009パンデミック)をも上回る驚異的な速度で拡散しているため、見た目の死亡率(単純に感染者数で死者数を割り算した数値)が異常に低くなっているということです。

昨日の記事で、実際の致死率より低いデータが報道されているといった根拠が良く分からないという意見があったので、実際にSARSのデータを見ていただきましょう ・ω・
cor4

SARSの場合も、途中で、急激に死者が増えたりして、突出した死亡率になった日がありましたが、最初の20日はおよそ4%の 見かけの死亡率で推移していました。

しかし、25日あたりから、感染が鈍化し、新たな感染が増えなくなったため、長期療養している感染者のみになり、徐々に正確な致死率である10%に近づいていきました。
今回の新型肺炎、致死率が3%にも満たないという報道や専門家の発言がありますが、実際は
武漢(湖西省)での死亡率は4%前後で推移していて、湖西省を除く中国全体での死亡率は 0.25%しかありません。要するに、新しい感染地域の情報で武漢での死亡率が薄められて 3%という話になっているのです。

このまま、感染が広がって、感染が飽和すると、徐々に死亡率が上がってゆき、10%、もしくはそれ以上に達する可能性もあるわけです。

実際10%の感染力を持つコロナウイルスがどのようなものなのかは、SARSの資料で知ることが可能です

最短で1日、最長で14日、通常2~10日で、平均約4~6日である。不顕性感染があることもいくつかの報告によって示されているが、その頻度などについては不明である。

感染期間
潜伏期間中は他への感染力はないと考えられている。不顕性感染者からの2次感染の報告もない。病初期には排出されるウイルス量は少ないものの感染性はある。ウイルス排出量は発病後10日目頃にピークとなり、この前後が最も感染力が高い。治癒する頃(発病後3~4週間目)に抗体が陽性となり、体内からウイルスが消失する。解熱後10日目頃には感染性はなくなると考えられている。

この記述を見ると、SARSと今回の新型肺炎はほぼ同じ潜伏期間を持っていることが分かります。

報道では、重症の患者から感染することは分かっているが、軽い患者から感染するかはまだ分かっていないので、重症の患者を見つければ拡散を防げるなど事象専門家の人にのたまわせています。

しかし、SARSの場合病初期にも感染力があるという報告があり、今回の新型肺炎は、豚インフルをも上回る速度で拡散しているわけですから、少なくともSARSと同レベルかそれ以上の感染力があると考えるべきです。しかも、無症状で陽性の人が何人も見つかり、健康保菌者(無症候性キャリア)のいる病気であることが分かっています。

よって、初期の症状が出ていた発症者がチャーター便で隔離もされていなかったわけですから、全員に感染している可能性が疑われてしかるべきだったのに、帰宅させてしまったのです。

ヒト-ヒト間で感染が起こり、感染様式は飛沫感染や濃厚な接触感染が主体であるが、空気感染も起こりうることが報告されている。1人の患者は平均で2~3人へ感染させると推計されているが、10人以上の感染原因となったSuper
Spreaderと呼ばれる患者も存在した。中国南部で食用となっていたハクビシンなどの野生動物からヒトへの感染も推定されている。
  • 臨床経過
    初発症状としては38℃以上の発熱がほぼ全例に出現し、悪寒や頭痛、筋肉痛などのインフルエンザ様症状を伴うことが多い。咽頭痛や鼻症状は20%程度にしかみられない。発症後、3~7日後にほとんどの症例で乾性咳嗽が出現し、60~80%の症例で息切れが、20~70%の症例で下痢がみられるようになる。その後80%程度の症例では改善傾向となるが、残りの約20%の症例において呼吸不全が増悪し、その半数以上が人工呼吸管理を要する呼吸不全に陥り、さらにその半数が死亡する。死亡率は8,096名中774名、9.6%と報告されている。
  • 増悪の危険因子としては、高齢や基礎疾患(糖尿病、B型肝炎)の有無などが指摘されている。年齢別の死亡率は、24歳未満では1%未満、25~44歳では6%、45~64歳では15%、65歳以上では50%以上である。

    朗報としては、致死率が10%と言われた、SARSでも24才未満であれば死亡率が1%未満しかありません。若者の皆さん安心してください! (ただし、それでも新型インフルエンザ並み)・ω・

    さらにはSARSとMERSでは、子供(免疫力の完成してる5歳以上)にはほとんど感染しないといわれていて、致死率 35%を誇る、MERSの資料には 15才未満はほとんど感染せず、感染してもその多くは不顕性感染か軽症なのだと書かれています
    ちなみに、テレビなどでは、
    「帰宅後の手洗いうがいなどで防げます。」としか報道していませんが、大切なことを言っていません。



    おすすめ

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    Donation(寄付)

    Access log

    Article Archives

    Google Search

    category